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民泊事件簿③

 雨の降る中、当日を迎えました。

 

 決済後に示された物件の場所へ出向きます。場所が示された画面には、所在地番、マンション名も明記されていますから、迷うことはありません。しかし、最後の最後まで、部屋に入るまでは不安は消えません。

 

 マンションに到着し1階ポストを探すと、エレベーター横に設置されています。指定された部屋番号のポストを目の前に、ダイヤルをひねります。この瞬間、無性に緊張します。

 そして、ポストを開くと、指定通り、鍵が入っていました。

 

 指定の部屋は7階、エレベーターでUPし、左に延びる廊下を歩きます。

 自転車、ベビーカー、鉢植え等生活感たっぷりの廊下を歩くと、旅行気分にはとてもならず、違和感があります。それは、何故だか早歩きになってしまうことからも明らかです。

 

 部屋の前で、公団などで良くある、ブラウンに塗られた鉄製の扉に鍵を差込み、扉を開けます。

 

 ホッとした瞬間です。

 

 旅行に来たから、宿泊できるのは当然なのでしょうが、やはり、ひとつひとつのアクションに、緊張感があるのは何故なのでしょう。

 

 何か嫌な予感を持ち続けていたからかもしれません。

 

 その予感は、部屋の中に入ると、証明されることになりました。

(続く)

 

 

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